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花崗岩と煉瓦を混用して作った統一新羅時代の五層伝塔だ。初層の屋蓋石からは煉瓦で建てられており、その中に唐草文を刻んだものが混ざっていて、統一新羅時代の伝塔だと推測できる。屋蓋礎盤は初層9段・8段・7段・6段・3段であり、屋蓋石を瓦でおおった跡はない。塔身部の2層と4層と屋身石の南側の面には形式的な龕室が表現されている。屋身は1層の高さに比べて2層以上は急激に低くなっており、2層からは高さの低下率が低いので安定感がある。塔の相輪部は全て失われた。